認証バッジ付与のMeta Verifiedのアメリカでの開始

Meta/feature
概要

Meta社がFacebookとInstagramで認証バッジを獲得できる「Meta Verified」の有料サービスをアメリカで開始したとの報道があったので紹介します。

2月に報道があったような記憶がありましたが、取り扱う余裕がなく、見過ごしていました。

情報源

2023-02-19に「Testing Meta Verified to Help Creators Establish Their Presence | Meta」で告知され、2023-03-17 FriにMeta CEOのMark ZuckerbergのInstagramアカウント (Mark Zuckerberg(@zuck) • Instagram写真と動画) のMeta Channel (限定チャンネル) で、その日でのアメリカでのMeta Verified開始が発表されました。

なお、2023-02-24 Fri 18:30現地時間に、オーストラリアとニュージーランドで最初に開始されていました (Meta Verified is rolling out to users in Australia and New Zealand | TechCrunch)。

Metaが月額1600円でFacebookとInstagramの認証バッジをゲットできる有料サービス「Meta Verified」発表 – GIGAZINE」によると、Apple社が広告目的のユーザー追跡の許可をユーザーが選択可能な「App Tracking Transparency (ATTT)」を導入したことで、広告収入が激減しており、2022年には広告収入が100億ドル (約1兆3000億円) 以上減少していたそうです。大幅な収入減を受けて、2022年末には全従業員の約13 %の1.1万人を解雇していました。

TwitterのTwitter Blueと同様に、経営状況改善のために開始されたサービスのようでした。

内容

Meta Verifiedのサービス内容は「Meta Verified | Get a Verified Blue Check on Instagram, Facebook | Meta」にあります。サービス内容の概要は以下となります。

条件
  • 対象: FacebookとInstagramで利用可能。
  • 料金: 14.99 USD/月 (iOS/Android)、11.99 USD/月 (web、Facebookのみ)。
  • 利用条件: 18歳以上。
  • 提供地域: アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド。
  • 検証プロセス: 政府発行の身分証を提出。プロフィール名と写真が身分証との一致が必要。確認後は、確認申請プロセスを再実行しない限り、プロフィール名、ユーザー名、生年月日、プロフィール写真の変更不能。

機能
  • 本人認証バッジを付与し信頼性・視認性担保。
  • 2要素認証でアカウント保護。
  • Facebook/InstagramのストーリーとFacebookのリールで使用可能な専用ステッカーを付与。
  • Facebookでクリエイターへの投銭に必要なスターを無料で毎月100個付与。

Twitter Blueと同様に、本人認証による、ブランド価値向上が主なサービスのようです。

結論

Meta社の本人認証バッジ、有料会員サービスのMeta Verifiedのアメリカでの開始でした。

SNSでの収益化方法としては、広告の他には有料会員が有力なので、収益改善としては妥当なサービスに感じました。

Misskey.ioもPatreonで寄付という形で資金を募っていますが、見返りを提供しているので、中身は有料会員サービスです。

SNSの資金繰りとしては、有料会員サービスは有力なのだと思います。有料会員サービスの内容として、どういうものが妥当なのか、各社の状況に注目したいと思います。

コメント

  1. This Article was mentioned on web.gnusocial.jp

  2. This Article was mentioned on web.gnusocial.jp

Copied title and URL