概要
2023-03-14 TueにKo-fiという寄付・決済サービスを知ったので紹介します。
以下の投稿がきっかけでした。
知らない寄附サービスだったので調べていました。
— ぐぬ管 (GNU social JP管理人) (@gnusocialjp) March 14, 2023
1回限りの寄附なら、基本手数料無料とか。購読なら5 %とか。物知りですね…https://t.co/nDce7DFfbehttps://t.co/gVzbCJ4oSe
Ko-fiの手数料は「Does Ko-fi Take a Fee? – Ko-fi.com Help Portal」に記載があります。
- 単発: 無料。
- Memberships/Comissions/Ko-fi Shop利用者: 5 %
- Contributors: 5 %
- Ko-fi Gold Subscriptions: 月額・年額の購読料。
単発の寄付はKo-fiでの手数料は無料 (0円) で、Ko-fiの機能を使うと5 %になるようです。Gold Subscripttionsに加入すると、毎回の手数料が月額・年額の購読料に置き換わるようです。寄付金額が大きい人はこちらのほうがお得になりそうです。
ただ、Ko-fiで受け付けた決済はPaypalかStripeアカウントに送金されます。そのため、Ko-fiで手数料は発生しないものの、PaypalとStripeで手数料が発生します。Paypalだと5 %、Stripeだと3.6 %だったと思います。
それでも比較的安い方だと思います。寄付の他に、SNS機能やショッピング機能、有料記事の販売などの機能もあり、Ko-fiだけで完結も可能な内容になっています。
日本ではマイナーなようで、日本語情報は皆無に見えます。
せっかく知ったので、アカウントを登録して送金を試してみましたので、紹介します。
登録
アカウント登録しなくても、送金はできますが、送金履歴などを確認できないので、アカウントを作っておいた方がよいでしょう。逆に、匿名で送金したい場合はアカウントなしのほうがよいかもしれません。
なお、Ko-fiのアカウントは、プロジェクト単位を想定したものになっています (Can I Create Multiple Ko-fI Pages With the Same Paypal Account? – Ko-fi.com Help Portal)。個人と活動用とで複数のアカウント、属性を考えている場合、URLや表示名が変わるため、プロジェクト単位でアカウントを作ったほうがよいです。アカウントはメールアドレスで区別しているようです。決済情報は複数アカウントに同一情報を設定できるため、複数アカウントを保有していても問題ありません。
登録方法を紹介します。まず、「Ko-fi – Get Donations, Memberships and Shop Sales. No Fees!」にアクセスします。
[Sign up free] を選びます。
[Sign up. It’s free!] 画面が表示されます。表示名/メールアドレス/パスワードを入力後、 [☑ I accept the terms & privacy policy] を選んで [Create account] を選びます。Twitter/Google/Facebookでも登録できるようです。サービス利用にあたって18歳以上が条件になっているので注意します。
[I’m here to…] 画面でアカウントタイプの選択画面が表示されます。いつでも変更できます。入力項目数が少ないので今回は [Support others] を選びました。
[Choose a username] 画面が表示されるので、入力します。このUsernameはパーマリンク相当になるため、いつでも変更可能と記載がありますが慎重に命名し、[Next] を選びます。最低5文字で [a-z0-9] と記号類使用可能なようです。Gold Memberは5文字以内も可能だそうです。
[Choose your profile picture] 画面が表示されるので、必要ならアバター画像をアップロードします。デフォルトのままでも問題ないようです。いつでも変更可能です。
[About You] の最終画面が表示されます。表示名と自己紹介文を記入し [Finish] を選びます。デフォルトのままでも問題ないです。
マイページが表示されます。
デフォルトで 「Buy Ko-fi a Coffee. ko-fi.com/supportkofi – Ko-fi ❤️ Where creators get support from fans through donations, memberships, shop sales and more! The original ‘Buy Me a Coffee’ Page.」をフォローした状態になるようです。
また、登録したメールアドレスに確認メールが届くのでクリックしてアカウントを有効にします。
以上で登録完了です。
マイページ
アカウントを作成すると、アカウント作成時に指定したUsernameで個人ページが作成されます (gnusocialjp’s Ko-fi profile. ko-fi.com/gnusocialjp – Ko-fi ❤️ Where creators get support from fans through donations, memberships, shop sales and more! The original ‘Buy Me a Coffee’ Page.)。
FacebookのようなSNS機能もデフォルトで搭載されているようです。
今回はアカウント登録時に [Support others] を選んだので、表示名の下に [Supporter] と表示されています。これは設定から変更可能です。
[Ko-fi | Your Settings] を表示してマイページの [Settings]-[Payment]-[Accept Payments] がオフになっているので、これをオンにします。
決済用設定画面が表示されます。PayPal/Stripeの連携、デフォルトの通貨・金額などの設定が表示されます。
[Accept Payments] をオンにすると、個人ページの表示が若干変わり、表示名の下が [Supporter] から個人ページのURLになります。なお、実際の決済受付には設定画面からPayPalかStripeのアカウント連携が必要になります。
その他に、アカウント作成時に入力したアバター画像/Username/表示名などを [Ko-fi | Your Settings] の [Settings]-[Profile] から変更可能です。TwitterとTwitchのアカウント連携にも対応しているようです。
マイページの基本的な設定は以上です。
着金側がPayPalアカウントを連携している場合、PayPalアカウントを連携していると、送金時に入力の手間が省けるので、アカウントを保有しているならば、連携しておいた方が便利です。
送金
今回送金目的でアカウントを作ったので、実際に送金して手順を確認します。
まず送金したい相手の個人ページを表示します。今回は「Support ありす@Mirial.jp 管理人 on Ko-fi! ❤️. ko-fi.com/aris_mirai – Ko-fi ❤️ Where creators get support from fans through donations, memberships, shop sales and more! The original ‘Buy Me a Coffee’ Page.」に送金しました。
送金フォームが表示されているので、手数料のかからない [One time] で送金金額、メッセージを入力して [Donate] を選びます。メッセージ欄にフォーカスを当てると、[☐Private message] が表示されるので、メッセージの公開・非公開を選べます。
[Pay with…] 画面が表示されるので決済方法を選びます。受付者が対応している決済方法に応じて表示されます。今回はPayPalだったようで、PayPalかデビットカード・クレジットカードを選べるようです。PayPalの登録カードからも決済できるので、今回はPaypalを選びます。
PayPalの決済画面が表示されるので、使用するカードを選んで [購入を完了する] を選びます。
決済が完了画面が表示され、着金者からお礼のメッセージのメールを受信します。これで完了です。
決済完了画面は、設定画面の [Payments History] からも閲覧できて、URLは公開されているので共有できます。今回の送金完了画面は「Ko-fi | Fund Your Passions」でした。
メッセージを公開設定している場合、対象の個人ページの [Feed] にメッセージが表示され、[Supporters] にも追加されます。
以上で送金完了です。
結論
送金者視点でのKo-fiの紹介でした。商品の販売機能なども保有する一種のSNSでもありました。分散SNS運家費の寄付受付プラットフォームとして悪くないと思いました。
着金者視点だと「Ko-fi: A Guide for Creators – Ko-fi.com Help Portal」を参考に、プロフィールやコミッションページなどを作りこんでいくとよいでしょう。
WordPressプラグイン、APIなどもあって、他のサービスとの連携もできるようです。
pixivFanbox/Booth/Pareonなど似たようなサービスが他にも多数あるので、手数料やサービス連携などでの比較が必要になるでしょう。
この手のサービスの存在自体は認知していました。私は異質ですが、Ko-fiがこの手のサービスの初利用でした。Ko-fiは手数料が比較的安い方だと思うので、覚えておいてもいいかもしれません。
なお、私のKo-fiの個人ページは「Support ぐぬ管 (GNU social JP管理人) on Ko-fi! ❤️. ko-fi.com/gnusocialjp – Ko-fi ❤️ Where creators get support from fans through donations, memberships, shop sales and more! The original ‘Buy Me a Coffee’ Page.」です。今のところあまり積極的に活用するつもりはなく、web.gnusocial.jp内での完結を予定していますが、テストや支援したい人はお試しください。
詳細プロフィール。SNS: Twitter/GS=gnusocialjp@gnusocial.jp/WP=gnusocialjp@web.gnusocial.jp。2022-07-17からgnusocial.jpとweb.gnusocial.jpのサイトを運営しています。WordPressで分散SNSに参加しています。このアカウントの投稿に返信すると、サイトのコメント欄にも反映されます。
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