TikTok運営ByteDanceのInstagramに似た新SNS Lemon8

SNS/TikTok
概要

TikTokの運営元のByteDanceがアメリカで新SNS Lemon8を準備しているとの報道があったので紹介します。

TikTok禁止危機のバイトダンス、米国で新SNS「Lemon8」を仕込み中 | 36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア」や「TikTok親会社の新アプリ「Lemon8」が米国で1位に急浮上の理由 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)」で紹介されていました。

内容

Lemon8は中国版Instagramと呼ばれる「小紅書(RED)」のコンセプトを真似したもののようです。TikTokに比べ、写真やテキストに重点を置いたSNSのようです。

Lemon8はアメリカで2月にひっそりと始まりました。2023年の3月末からアメリカのApp Storeのライフスタイルカテゴリー (無料) のランキングで1位にランクインしました。ただ、この先週以前にどのカテゴリーでもランクインしていなかったので、裏工作で急浮上した可能性もあるとのことです。

元々、前身となるShareeが2020年に日本で初めてリリースされていたそうで、ベトナム、マレーシア、対、シンガポールなどの国に続いて2023年2月にアメリカとイギリスで公開されました。5月から世界中でマーケティング活動を展開する計画とのことです。

2022年には世界中の月間アクティブユーザーが500万人に達していました。

投稿内容は、商品購入 (アフィリエイト) につなげることを念頭に、おすすめ商品やその活用方法のヒントを紹介するものが中心で、ファッション、健康食品、ヘルスケアなどのカテゴリーを重点的に扱っているとのことです。

一部のインフルエンサーに報酬が支払われており、他にも [みつける (Discover)] や [注目の新人 (Rising Stars)] などで取り上げたり、TikTokでコンテンツ販売を可能にするなど、新しいクリエイターへのインセンティブを提供しているそうです。

結論

TikTok運営元ByteDanceの新SNS Lemon8の話題の紹介でした。

TikTokは世界的に使用禁止に追い込まれつつあるので、その対策なのかもしれません。

肝心のSNSの特徴は、PinterestやInstagramに似たようなもので、これにさらに商品購入のアフィリエイト的な要素が入っています。日本だと楽天Roomが近いイメージでしょうか。商品購入という観点からは、AmwayのようなMLM、ネットワークビジネスにやや近いものを感じました。

SNSの運営は資金繰りがネックになりがちなので、アフィリエイトブログのように、これはこれで一つの収益化の方策としてありなのかもしれません。ただ、日本ではほぼ話題になっていないように見えます。今後の動向を見守ります。

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