書評: MisskeyでSNS「KindWorld」を作ってみた技術指南とその感想 | 赤字でもやる人がいる理由

Misskey/book
概要
  • 書名: MisskeyでSNS「KindWorld」を作ってみた技術指南とその感想
  • 副題:
  • 著者: PYU
  • ISBN:
  • URL: https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=1825083
  • 出版: 2023-01-15
  • 読了: 2023-02-20 Mon
  • 評価: ☆3/5

KindWorldとその管理者のPYUとは2022年12月頃に分散SNSで知り合いました。PYUは同人活動をしている人物のようで、同人誌を出版していたことを認知していました。

その後、以下の投稿で電子出版していることを知り、興味を持って読みました。

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評価

PYUがMisskeyサーバーを設置した経緯や、その際の苦労話などが書かれたものでした。20ページほどの薄めの本でした。

ドメイン業者、ホスティング業者を探して設置して、ユーザーの流入によるモデレーション、サーバー移転、資金繰りなど、運営して感じた所感が書き留められていました。

PostgreSQLの移転で苦労されていたようですが、やや細かすぎてよくわかりませんでした。

最後の感想で、「赤字でもやる人がいるのは、やってみて楽しいからです」というのが印象的でした。

参考
p. 3: きっかけ

恒心教というものに著者はハマっており、掲示板でMastodonサーバーを作ろいうという提案があり、思い立ったのきっかけだったようです。そこから、Linuxコミュニティーで相談したところ、MastodonよりもMisskeyの軽量フォークのFoundkeyという助言があり、Misskeyを始めたそうでした。

p. 4: 個人情報なしのドメイン

サーバー開始にあたってnjalla (https://njal.la) というドメイン業者を採用しており、ここが個人情報無しで利用できるのがよかったということでした。

結論

私が現状知る限りでは、初のMisskeyの同人誌でした。分散SNSでのお知り合いの本ということで、興味本位での読書でした。

20ページ程度とやや内容が薄く、物足りなかった感はありました。個人的には、恒心教というものがよくわかっていないので、そこと、LinuxコミュニティーからMisskey、推奨されたFoundkeyを使わなかった周りなど、もう少しPYU特有の事象・話題があれば面白いように思いました。

コメント

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