FlickrのActivityPubへの対応検討

Protocol/ActivityPub

2022-11-29に写真共有サイトのFlickrがActivityPubへの対応を検討したとの報道があったので紹介します (Flickr weighs support for ActivityPub, the social protocol powering Twitter alternative Mastodon | TechCrunch)。

日本の報道メディアで言及がなかったので見逃してしまいましたが、「Meta is working on a decentralized social app | TechCrunch」でFlickrで検討されていると知ったため、記録のために紹介します。

速報: TumblrのActivityPub対応予定 | GNU social JP」に続く、大手SNSメディアでのActivityPubへの対応検討となります。イーロン・マスクのTwitter買収の影響と思われます。

Flickr CEOのDon MacAskillが2022-11-22に以下の投稿で、直近で対応を検討したTumblr CEOのMatt Mullenwegの投稿を引用投稿する形で、社内でActivityPubについて検討したことの報告と、ユーザーへの興味関心を尋ねていました。

続いて、2022-11-29に以下の投稿群でアンケートを行いました。

投票総数は342で、ActivityPub導入否定派は6.7 %でした。導入するなら課金するとの回答は19.9 %でした。

同じ投票をMastodonでも以下の投稿でしていました (アンケート部は元投稿を開いて確認)。

こちらは6434の投票数でした。

アンケート結果を受けたコメントはありませんでした。投票数が少なすぎて、判断材料にならなかったのだろうと感じます。

Flickrの求人ページ (Jobs | Flickr) によると、Flickrは毎月6000万人以上が利用しているそうです。Flickrは写真共有の老舗Webサービスでしたが、FacebookやInstagrame、Google PhotoやiCloudなどの競合に負けていました。2018年4月にはSumgMugに売却され、無料使用の制限が強化されました。2022年の初めにはNSFWの写真をアップロードする機能のペイウォールを開始しました。

どういう理由であれ、FlickrがActivityPubに参加したら分散SNSは盛り上がるでしょう。Twitterや他の競合の動向を見守っているのかもしれません。今後の動向に注意します。

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